いじめ問題。

最近はいじめられた子供達が自殺を選ぶという報道が非常に多いです。
これは本当に悲しいことですし、わざわざ文章にすると落ち込んでしまうのですが、今見ていたニュースで凄く怒りを覚えたので書いてみます。

その子は前々からいじめられていたそうです。
とてもナイーブな心の持ち主だったのでしょうか、なかなか誰にも相談出来ずに一人眠れない夜を過ごしていたそうです。
自殺した子の母親は息子がいじめにあっていることに気づく事が出来なかったそうです。
そして残された日記をみて初めていじめがあったことを認識した。
学校と校長に問いつめた所「いじめはなかったと認識した」と説明されたそうです。
日記に残されていた「ものまねをされた」「仲の良い先輩に無視された」等については、「教師や他の仲の良い友達にも同様の事をしていた。したがって、いじめとは考えていない。」とコメント。
終いにゃ「いじめが無いのに何度も問いつめる母親に精神的苦痛を味あわされた。」と言って母親を告訴したそうです。

この学校の校長・バレー部の顧問共に人間として最低だと思います。
人の心というものは、他人には全て理解出来るものでは無いと思いませんか？
たとえいじめているつもりが無くても、当事者がいじめだと認識した時点でそれはいじめではないでしょうか。
なのに、「皆にしていることで、彼だけいじめだと認識していることはいじめとは言えない。いじめられていると考えるその生徒がおかしい。」と言っているワケです。
仮に教育委員会が指導目的でその校長が注意されたとして、きっと「うるせぇなぁ。」って思う事もあるはずです。
同じことですよね。
しかも、人一人の命が関わる問題に対して、この発言はあまりにも無責任且つ非人道的だと思います。
母親が学校に毎日おしかけて泣きわめくことは、正直仕事に支障がきたすってのは十分わかります。
ただ、そこを辛抱強く話を聞く事も教育者として必要なことなのでは？
ただのサラリーマンとは職種的に絶対違います。
あなた方がこれから日本を背負って立つ人間達を育てるのですよ。
親と過ごす時間と変わらない位学校という場所で生活するのです。
教育が国を動かすと言っても過言ではないと思うのです。
あなた方はただの働き蟻なのですか？

そして、ニュースの司会者長嶋一茂とコメンテーターが言ったことがさ、「裁判で心の動きについてはっきりさせるべき。」なんて発言するわけです。
裁判で人の心がわかってたまるか！
人の心を白か黒かで決めようとするな！
資本主義にとらわれ過ぎている気がしてしょうがないのです。

社会に出てからも似たようなケースは沢山あります。
理不尽なことばかりですが、皆めげずにがんばりましょうね。
こんな所で何を言ってもしょうがないのですが、なんだか本気で頭に来たのでした・・・。